火星の一日を追体験!火星探査機キュリオシティ、10年の軌跡
2011年の打ち上げ以来、火星で活動を続ける探査機キュリオシティ。10年以上の長きにわたり、火星の地表を駆け巡り、数々の発見をもたらしてきました。そんなベテラン探査機キュリオシティの1日は、一体どんな風に過ぎているのでしょうか?
NASAのジェット推進研究所は、キュリオシティに搭載された2台の危険回避カメラが捉えた画像を編集し、ユニークなタイムラプス動画を公開しました。本記事で紹介するYOUTUBE動画は火星での探査活動の様子を垣間見せてくれます。

キュリオシティは、2011年11月26日に打ち上げられ、2012年8月6日に火星のゲールクレーターに着陸しました。以来、火星の地質や気候、生命の痕跡などを探るために、様々な観測を行ってきました。
キュリオシティがこれまでに発見した主な成果としては、
- ゲールクレーターにかつて湖が存在した証拠
- 火星の大気中にメタンが存在する可能性
- 有機物(炭素化合物)の発見
などが挙げられます。
タイムラプス動画で見る火星の一日(▶️動画あり)
今回公開されたタイムラプス動画は、2023年11月8日に撮影されたものです。この日は、火星と地球が太陽を挟んで一直線に並ぶ「合」と呼ばれる現象が起こる直前で、火星探査が2週間のお休みに入るタイミングでした。
動画には、キュリオシティがゲディズ峡谷を映したフロントカメラと、アイオリス山とゲールクレーターを捉えたリアカメラの映像が収められています。12時間分の映像が約10秒のタイムラプス動画に凝縮されており、火星の雄大な景色や、時間の流れを感じることができます。
今後の火星探査に期待
キュリオシティの活躍によって、火星に関する知識は日々更新されています。今後の探査によって、火星の謎がさらに解き明かされることが期待されます。
この記事では、火星探査機キュリオシティの活動と、タイムラプス動画で見る火星の様子についてご紹介しました。この記事を読んだ皆様が、火星探査に興味を持ち、宇宙への夢を膨らませてくれることを願っています。