【衝撃】ISSに取り残された宇宙飛行士、最長記録記録を更新してしまう。

ISS

NASAの宇宙飛行士、スニータ・ウィリアムズさんが、なんと62時間6分という累積船外活動時間を達成し、女性宇宙飛行士としての最長記録を塗り替えたというのです。

記録更新の概要

事の発端は、2024年6月。ウィリアムズさんとブッチ・ウィルモアさんは、8日間の予定でISSへ向かうミッションに旅立ちました。しかし、ボーイングのスターライナー宇宙船に技術的なトラブルが発生し、地球への帰還が不可能となってしまったのです。その結果、お二人は現在もISSに滞在し、予期せぬ長期滞在を余儀なくされています。

女性宇宙飛行士、新記録達成

そんな状況下で、ウィリアムズさんとウィルモアさんは1月30日、ISSの外で5.5時間にも及ぶ船外活動(EVA)を敢行。この活動によって、ウィリアムズさんの累積船外活動時間は62時間6分に達し、女性宇宙飛行士としての新記録を樹立。これは、全宇宙飛行士の中でもトップクラスの累積時間であり、彼女の卓越した能力を証明するものとなりました。

国際宇宙ステーションの公式X(旧Twitter)アカウントも、「NASA宇宙飛行士スニータ・ウィリアムズ氏が、本日、元宇宙飛行士ペギー・ウィットソン氏の累積船外活動時間60時間21分の記録を更新しました」と投稿し、この偉業を称えています。

記録更新は2度目、歴代最多船外活動回数の保持者は?

実は、ウィリアムズさんが女性宇宙飛行士として累積船外活動時間の記録を更新するのは、今回が2度目。かつては彼女自身が記録保持者でしたが、2017年にペギー・ウィットソンさんがその記録を塗り替えました。ウィットソンさんは、10回という女性宇宙飛行士として最多の船外活動回数を誇る、まさにレジェンド的存在です。

2人はいつ地球に戻れるのか?

さて、気になるのはお二人がいつ地球に帰還できるのかという点です。当初は1週間の予定だったISS滞在が、すでに8ヶ月にまで伸びてしまいました。現在のところ、SpaceXクルードラゴン宇宙船で3月に帰還する予定となっていますが、トランプ大統領がイーロン・マスク氏に対し、「できるだけ早く帰還させるように」と提案したという報道もあります。

しかし、NASAは引き続き3月下旬から4月上旬にかけての計画を進めているとのこと。もしかすると、お二人はISS滞在中にさらなる記録を更新するかもしれません。今後の動向から目が離せません。