0.28%!小惑星「2024 YR4」地球衝突の心配はほぼなし!衝突リスク大幅低下(ゼロではない)

地球

地球に接近する小惑星「2024 YR4」

2024年末に現れた小惑星「2024 YR4」。その正体は、8年後の2032年に地球に衝突するかもしれないと騒がれた、注目の星でした。

衝突の可能性が刻一刻と変化する中、NASAが最新情報を発表。なんと、衝突確率は大幅に低下し、ほぼ心配ないレベルにまで下がったようです。

衝突確率0.28%

以前は1.2%とされていた2024 YR4の地球衝突確率。その後3.1%にまで上昇し、人々の不安を煽りましたが、最新の予測ではなんと0.28%にまで低下しました。

もちろん、0%ではありません。しかし、地球に小惑星が衝突する可能性としては、非常に低い水準と言えるでしょう。

トリノスケールも低下

衝突確率の低下に伴い、2024 YR4のトリノスケール(天体衝突の危険指数)も1まで下がりました。これは、天体衝突の危険度が低いことを示しています。

月に衝突するリスクも考えられていましたが、こちらも心配はなさそうです。

今後の観測に期待

衝突リスクは、小惑星の軌道、移動速度、密度など、様々な情報から解析されます。今後、2024 YR4に関するデータが増えれば、確率もまた変動する可能性があります。

しかし、現時点では一安心といったところでしょう。

もし衝突したら?

もし小惑星2024 YR4が地球に衝突した場合、その衝撃で放出されるエネルギーは8メガトンと推定されています。これは広島原爆の500倍にあたる、非常に大きなエネルギーです。

しかし、前述の通り、衝突リスクは大幅に低下しており、過度な心配は不要と言えるでしょう。

次の接近は2028年

現在地球から遠ざかる方向に移動している2024 YR4。次に地球に接近(フライバイ)するのは2028年12月です。

今後の観測によって、2024 YR4の軌道や特性がさらに詳しく解明されることが期待されます。